蕁麻疹
蕁麻疹(じんましん)とは
蕁麻疹(じんましん)は、皮膚の一部が突然に赤くくっきりと盛り上がり(膨疹)、しばらくすると跡かたもなく消えてしまう病気です。
地図のように広がる大きなものから、虫刺されのような小さなものまで、発症する箇所や大きさ、時間帯にも個人差があります。我慢ができないほどのかゆみを伴うことや、熱を持ち焼けるような痛みを感じる場合があります。
蕁麻疹(じんましん)の原因
蕁麻疹(じんましん)の多くは原因不明のことが多いですが、可能性としては以下のようなことが挙げられます。
- ●食べ物が原因
乳製品や肉・魚・卵などに含まれる動物性のタンパク質や油など、普段食べても問題ないものであっても、その日に体調が悪かったり、疲労しているとアレルギー反応をおこすことがあります。 - ●精神的要因
人は発汗や排せつによって体から毒素を出す機能を持っていますが、ストレスなど精神的なことが要因となって、うまくその機能が働かず、それが皮膚疾患として現れることがあります。 - ●その他の原因
動物や金属との接触、薬の副作用、気温の寒暖差などが要因で発症する場合があります。
蕁麻疹(じんましん)の症状
- ●蚊に刺されたような、赤みをもった膨らみが現れます。大きさは様々で、膨らみ同士がつながり、地図のように広がることもあります。
- ●一つ一つの膨らみは、通常は24時間以内に、跡を残さず消えることが多いです。
- ●強いかゆみとチクチクして焼けるような痛みを伴うこともあります。