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外耳道炎について|福岡県糟屋郡篠栗町の小児科 おおしまこどもクリニック

外耳道炎

外耳道炎とは

外耳道とは、耳の入口から鼓膜までを繋ぐ耳の穴のことを指します。外耳道炎は、外耳道の皮膚の部分に細菌などが感染して炎症を起こすことで発症する耳の病気です。耳掃除の際に傷がついて炎症が起きている場合や耳の入口付近にできものができた場合なども外耳道炎の可能性があります。

外耳道炎の症状

外耳道の主な症状は、下記のようなものが挙げられます。

  • 耳たぶを引っ張ると痛みがある
  • 耳の中にできものができる
  • 耳が痒い
  • 耳垂れがある
  • 耳からいやな臭いがする

外耳道炎の診断をする際には、耳の中を観察して赤みや腫れの他、膿などがないかを調べて診断をします。

外耳道炎の原因

外耳道炎は皮膚の感染症で、何かの原因で外耳道に傷がつき、その傷口から細菌が感染して起こります。免疫力の弱い新生児・乳児は傷が無くても起こしやすいです。 外耳道炎が起こる原因としては、次の様なときが挙げられます。

  • 過度な耳掃除
  • 爪などで自身の耳をひっかく
  • プールなどで水が耳に入った

軽い外耳道炎の場合は、耳掃除やプールへの入水を控えるなどを心掛けることで自然に治る場合があります。ただし、症状が続く場合は自然治癒ではなく、医療機関を受診して適切な治療を受けることをおすすめします。

外耳道炎の原因

外耳道炎の治療は、炎症を起こしている部分の消毒を行い、細菌感染による炎症を抑えるための抗生剤の点耳薬を処方することがあります。

耳の痛みや痒みが強い場合は、点耳薬以外にも抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤などの内服薬を処方する場合があります。

外耳道炎にならないために気をつけていただきたいこと

外耳道炎は繰り返し発症することで治りが遅く、症状がひどくなる場合があります。外耳道炎にならないためには耳を高温多湿の状態にせず乾燥した状態に保ち、頻回な耳掃除などは耳の中を傷つけることがありますので、極端にやらないようにすることが大切です。

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