はしか(麻疹)について|福岡県糟屋郡の小児科|おおしまこどもクリニック

はしか(麻疹)とは

はしか(麻疹)とは

はしか(麻疹)は、麻疹ウイルスによって飛沫感染をする感染症です。強い感染力を持ち、予防接種を受けていないお子様が、はしかにかかっているお子様に接触すれば感染する確率は高くなります。
潜伏期間は10~12日程度で、肺炎や脳炎などの重度の合併症を引き起こすこともあり、時には入院が必要になることもあります。

はしか(麻疹)の症状

最初の2~3日は、風邪症状が現れますが、はしか特有の症状はなく、はしかと判断がつきにくいです。発熱が一旦落ち着き、再び高熱がでるときに首のあたりから発疹が現れます。さらに熱は4~5日つづき、発疹も全身に広がっていきます。
発熱は最初の発症時から一週間程度続き、発疹は赤から紫色に変化していきます。咳もひどく、気管支炎や肺炎、中耳炎を合併したりするとても重い病気です。

はしか(麻疹)の治療

麻疹ウイルスに対する特効薬というのはありませんが、症状をやわらげるために解熱剤や点滴などの対処療法を使用していきます。また、肺炎や脳炎、その他の合併症を起こしていないかを確かめるために早めに医師による診察を受けるようにしましょう。

はしか(麻疹)の予防

はしかは、ワクチンを打つことで高い確率で感染を予防できるようになります。 定期接種としての麻疹ワクチンは、多くは「はしか」と「風疹」の混合ワクチン(MRワクチン)が使われます。

<定期接種の対象者>
・生後12か月以上24か月未満(第1期)
・5歳以上7歳未満の小学校入学前の1年間(第2期)

お子様を守るため、感染していない他のお子様を守るためにもワクチンを接種するようにしましょう。

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